当ホームページは、兵庫県篠山市にある宮ノ前自治会の公式サイトです。篠山市の支援を受け、自治会のメンバーが作成および運用しています。

宮ノ前ふるさと自慢

親睦パーティーで和づくり

 特別に酒の好きな者ばかりが集まっている訳でもないのだが、年4回、赤ちゃんからじっさまばあさままで、村人オール参加の親睦パーティーが恒例になっている。4月は「お花見会」で、篠山城跡に行き満開の桜を愛でながらの野外パーティー。8月には祭礼に合わせ、帰郷した人たちとの交流を図る「帰ってこいパーティー」。10月は体育祭と味まつりの打ち上げ会を松茸入りのすき焼きで楽しむ「松茸パーティー」。12月31日大晦日の夜は深夜11時から公民館に集まり年越し蕎麦を食べ、新年とともに神社に初詣、拝殿で祈祷を受ける「年越しパーティー」。1月の第2日曜日には各戸参加の「新年会」。などと親睦の場を大切にするのが信条でもある。

自治会ホームページ

 篠山で2番目に開設した宮ノ前自治会の手づくりホームページ。中年おじさんたちがあれこれと智恵を出し合いながら制作したものの、更新するネタがあるかどうかと心配しているのも事実。とりあえずアクセスしていただいた貴方ありがとうございました。

年寄りは働き者

 70才以上の高齢者は農業をはじめ、とにかく働き者ばかり、趣味が仕事と思えるぐらいのがんばり屋さんばかりです。60才以下はというと、田んぼに出ている姿は年に何日かと数えられるほどの「極道者」ばかり、連帯意識は強く、よほどの理由がなければ田んぼに出てはならないとの暗黙のキマリがあるとか。これも親を長生きさせるための親孝行と公言する不心得者もいるという。
 しかし、いくら元気でも老いの身には逆らえぬもの。それぞれに代譲りをする時期にきているのだが、高齢者のこの元気いつまで続くかわからないだけに、適宜の世代交代が期待されている。

充実している食器棚

 公民館の調理室にある食器棚はヅラリ並ぶ食器でうめられている。調理器具のバラエティーさも家庭顔負けであると評価も高い。いったい誰がこんなにも揃えてしまったのか。聞くところによると100均商品も使っているとか。
 さらに充実しているのが鍋パーティの道具である。土鍋やテーブルガスコンロをはじめ、50人分のセットはいつでも準備ができている。台所用品もおおよそ家庭から持ち寄ることもなく、野外でのバーベキューパーティの道具もムラの備品として所有している。

共有林から伏流水

 我自治会にも共有林がある。40年ぐらい前に植林したという立派な杉や檜があるにはあるのだが、何十年も枝打ちや下草刈りの手入れをしたのを聞いたことがないので、木々の成育状況がつかめないでいる。松茸の生える山も2カ所ほどあって入札等もしていたが、松くい虫にやられ一本の松茸も出なくなった。山の中程に岩璧の破砕帯(ボーリングで空けたという)からきれいな伏流水が流れ落ちているところがあるのだそうだ。水量は多くはないが干ばつになっても枯れたことがないと言う。最近は遠くにあるため確認をしたものがいないのだが、その水を「おいしい水」で売り出そうなどと考える知恵者もいる。60才近い人でもその場所を覚えていないというから、きっと幻の伏流水なのだ。

自治会規約がある

 平成15年に宮ノ前自治会規約が作られた。充実した細則もある。

辻川左岸を花園に

 平成12年に県の緑化事業の樹木配布を受けて、辻川左岸にサザンカとアジサイを植えた。年に4回程度は役員総出で草刈りや補植をしながら、集落の中を花園にしたいと頑張っている。公民館の周辺や波々伯部神社にも桜の木を植えた。サクランボも子供が採って楽しめるようにと植えたが、木々の成長は期待するほど早く伸びてくれない。子供を育てるのと同じことだが愛情を持って根気よく世話をすることだと樹木に教えられる。「ローマは一日にして成らず」

日本一のムラづくりに学ぶ

 滋賀県の湖北、長浜市の北に高月町がある。その町にある「雨森」という集落がムラづくり日本一だと聞いて、7年前に役員で視察に行った。戸数150戸人口は500人。集落の中を幅1㍍ほどの水路が張り巡らせてあり、錦鯉が泳ぎ、水車が回り、各所にある花壇には手入れの行き届いた花が咲いていた。各家の前にある畑は野菜を作らず訪れる人たちのためにと美しい花壇にされていた。江戸時代中期に朝鮮通信使(外交官)をしていた雨森芳州を顕彰して、韓国や中国との交流活動をしており、集落の中にある看板はハングル語・中国語・英語・日本語で表示されていた。子供達は皆日常会話が出来るように語学教室をしているという。河川敷には国庫事業で整備されたテニスコートやグランドがあり、ハイハイできる赤ちゃんから高齢者まで村人総参加の体育祭が自慢であった。視察の帰路、車の中ではむらづくりに燃える役員達の活気づいた意見がおおいに盛り上がったのは言うまでもない。

「嗚呼篠山城」の作詞家あり

 宮ノ前でレコードデビューしたのはこの人だけ。知る人ぞ知る篠山の作詞家が川口義雄さん。明智光秀にだまされ非業の最期を遂げた波多野秀治と、その居城高城山(八上城)の悲哀を作詞し、民謡藤中会の会主藤中忠明先生が作曲したのが「嗚呼八上城」。
 そして第2弾として作詞されたのが、篠山城の栄華盛衰を、漢詩が入って格調高くつくられた「嗚呼篠山城」。これは民謡北村会の会主北村法志津先生の作曲。どちらも新民謡として、地元民謡クラブに親しまれ愛唱されている。どちらもテープで販売されている。

地域福祉の核、心を結ぶ「風和」

 高齢者の集いの場をつくりたい。そんな乙女の願いが多くの人たちの心に響き、たくさんの支援者に応援されてデイ・サービス施設NPO「風和」が誕生し2年あまり、今ではすっかり地域のコミュニティ発信基地「たまり場」として定着している。
 中心になって活躍している頑張り屋さんは向井千尋さん。立杭焼で作った太鼓ガイアードラムを演奏したり、小学唱歌の歌の会をお世話したり、とにかく人のお世話が大好きな女性。
 そんな彼女の応援団として藤木千皓先生をはじめ素敵な人たちが力添えをされている。我がムラの自治会長向井武志さんは「風和」の理事長として良き相談役。1周年の記念式典には瀬戸市長や九鬼議長、酒井県会議員も来賓でお越しになった。
 毎日5人から10人程度の高齢者がデイ・サービスを受けに来られる。老若男女わいわいと楽しく会話がはずみ、「風和」はあたたかなおもいやりの心に溢れている。
 ボランティアの参加大歓迎。ときには子供達と高齢者のふれあいもあって世代を超えた心の交流があるのも嬉しいもの。地域福祉を実践し、あたたかな心を発信している拠点として注目されている。

蛍の飛び交う辻川

 構造改善事業で河川は立派に改良されたが、それまで泳いでいた川魚は遡上してくるハヤやモト以外に、ほとんどが姿を消した。ウナギやナマズ、フナやドンコ、ギンギやヒツジ、イシクシにゴリンなど子どもの魚捕りを楽しませてくれていた魚たちはどこに行ってしまったのだろう。
 蛍も姿を見なくなっていたのだが、30年も昔から藤木正雄さんというおじいさんが、一人せっせと川蜷を集めては養殖し、他所から蛍の幼虫を捕まえてきては放流したりと、努力された甲斐があって、一時はホタルがりの穴場とまで言われるようになった。新聞に紹介されたその年から、観光バスで都会の人たちが来るようになって、飛び交う蛍で川面一面が天の川のように光の帯になっていたものだったが、次第にその数を減らしている。
 藤木おじいさんの努力を無にしないよう、ホタルの数が増えるようにと祈りながら、川の草刈りはホタルのシーズンが終わってからすることにしている。


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